【NPO支援編:メータオクリニック見学】 | 熊谷公認会計士・税理士事務所

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【NPO支援編:メータオクリニック見学】

会計関係を支援させていただいているNPO法人が拠点を置いているタイ国内のミャンマー国境沿いにあるメーソートという街に行ってきました。
このメーソート、タイを観光として、仕事として滞在している分には全く聞いたことがない街でした。
実はミャンマー人が9割の街(びっくりですよね💧)。
それも多くは不法滞在の方々。タイ政府は黙認している状況とのことです。
不法滞在のミャンマー人は安価な労働力として実は重宝されているという側面もあり、そして隣国の内戦状態のところへ追いやるわけにはいかず「黙認」という選択が一番ベターというわけです。
隣国は内戦状態でひどく安全が脅かされている状況。その中で1989年より無償で診療を続けているメータオクリニック。
このクリニックがタイのミャンマー国境付近のメーソートにあります。
ミャンマーは、その内戦問題・貧困問題により、多くの人々が満足に医療を受けられない状態が続いています。
その方々にとって、メータオクリニックは生きるための希望そのものと言えるでしょう!
今もミャンマーを取り巻く問題は沈静化しておらず、年々メータオクリニックを受診する患者さんは増えています。
また、移民の教育にかかる問題も大きく、教育がなされないままの方々が多くいらっしゃいます。
少しでも人としての尊厳を取り戻した生き方をして欲しいと切に願うばかりですね。
このミャンマー難民にかかる問題は根深い多くの事柄が関係しています。
今回は、実際に現地を訪れ、その状況などを肌感覚で、少しでも理解が深まったことは今後の活動に大きな影響を及ぼすと思っています。

 

とにかく「支援」が必要・・ということです。自分なりにできる支援をしていきたいと思います。
支援には「対処療法」と「原因療法」、二つの方法があります。
まずは「対処療法」を行っていくのが大事・・。
ですが、私の性質として「原因療法」を行っていきたいというものがあります。
原因療法、これは非常に有効ですが、世の中(組織・集団・メンバー)の仕組みや考え方を変えていく必要があるので、軋轢を生みやすく非常に難しい取り組みといえます。
実際に一人で取り組むことは難しいと言えるでしょう。
ですが、誰かが動かなければ何も変わっていけないというのも真実。
最初の一人になる気概を持ちたいと思います。

 

メーソート空港にて

 

ビルマ人画家マウンマウンティンと

 

メータオクリニック